トイレは毎日欠かさず使用し、なくてはならないものの一つですが、トイレっていろんな種類があるのはご存じですか?
各メーカーが様々な商品を販売してるんですが、トイレは大きく分けると水を貯めるタンクがあるものとタンクのないものの2種類あります。
みなさんはこの2つの違いは何か分かりますか?
これから新築の家に使う方やリフォームなどでトイレを変えようと思っている方に後悔しないためのトイレの選び方のポイントと説明し、タンクレストイレのメリットデメリットについて紹介します。
トイレの種類はタンク付きとタンクレス!
そもそもタンク付きとタンクレスて何なの?
それぞれ何が違うのか説明します。
タンク付きトイレ
- 便器、タンク、便座(温水洗浄便座)にわかれている組み合わせタイプです。
- 便器の後ろにタンクがありそのタンクに貯めた水で排水する仕様になっています。
- タンクの上に手洗いのあるものが多いですが手洗いなしも選べます。

大手メーカーのTOTOによると1975年以前は1回で流れるお水の量は20ℓ流していたんですが1976年に13ℓ1993年で8ℓそして現在は4.8ℓと節水仕様になっています。
ちなみにLIXILは1973年に16ℓで排水していて現在は5ℓです。
タンクレストイレ
- タンクレストイレとは1993年にTOTOが発売したネオレストというモデルが始まりで、その後LIXIL(旧INAX)が2001年にサティスというモデルを販売しました。
- その名の通り水を貯めておくタンクがなく、水道管を直結して水道の圧力で流がす仕様になっています。
- 便器と便座(温水洗浄便座)が一体化していて見た目もすっきりして、おしゃれなデザインが特徴。

TOTOネオレストの床排水タイプで大で流すと3.8ℓ、小で3.3ℓ、エコ小で3.0ℓで排水します。
これはタンク式よりも少ない量で流すことができてエコ仕様になっています。
壁排水タイプだと大で4.8ℓ、小3.6ℓ、エコ小で3.4ℓで排水します。
LIXILサティスの床排水タイプのエコ4モデルは大で4ℓ、小で3.3ℓ、壁排水は大で5ℓ、小で3.8ℓで排水します。
エコ小はLIXILにはありません。
タンクレストイレのメリットは?
タンクレストイレはタンク付きにくらべて排水量が少ない他にも優れているところがあります。
それではまずタンクレストイレのメリットを説明していきます。
1 掃除が簡単で手入がしやすい
- 便器と便座が一体になっているので凹凸が少なく隙間も少ないので埃もたまりにくく掃除が簡単なのが特徴です。
2 トイレが広くなる
- タンク付きトイレに比べ高さも奥行きも小さくなるため、トイレのスペースが広くつかえる。
3 連続で流せる
- タンク付きトイレと違いタンクに水をためなくてすむので連続で流すことが可能。

便器がコンパクトになっていて、なんといてっも見た目がおしゃれになっています。
タンクレストイレのデメリットは?
タンクレストイレは良いところばかりではありません。
次はデメリットについても説明します。
1 手洗い器が必要
- タンク付きトイレではタンク上部に手洗いがついていますが、タンクレストイレには手洗がありません。
- トイレ内に手洗いが必要な場合は手洗い器を別で設置しないといけないので、手洗い器分のスペースが必要になり既存のトイレの空間が狭い場合にはさらに狭くなるため不向き。
2 停電時に不便
- 水道配管直結の為、流すとき排水弁を電気で動かしているため、停電になるとそれが使えず手動レバーで流すかバケツに水をためて流し込むなどしなくてはいけなくて面倒です。
- 手動レバーの位置をあらかじめ覚えておく必要があるのと、どこにあるのかわかりにくいのであらかじめ説明書で確認しておく必要があります。
3 水圧によっては設置不可
- 水道配管直結のため水圧の低いところには設置できない場合があるのでどのくらい水圧が必要か製品によっても違うので注意が必要です。
4 価格がタンク付きトイレよりも高い
- 同じスペックのタンク付きトイレに比べ値段が高いのと手洗い器分別途お金がかかります。
- トイレ単体で5~10万プラスになっていてさらに手洗い器3~4万くらいかかり工事費は別途になっています。
5 修理が高額
- 便器と便座(温水洗浄便座)が一体化しているため温水洗浄便座だけの取り換えも年数がたっていると難しい場合があり修理できない場合があります。
- 代替えの商品があればいいのですがあっても高額で、ない場合だと便器ごと取り換えになることもあるんです。

私の実感としては修理が高額なのが1番の懸念点です。
温水洗浄便座は消耗品なので10年くらいで故障が多いのですが、タンク付きトイレと違い温水洗浄便座のみの交換が簡単にできないのが残念です。
トイレの選び方のポイントは?
タンク付きとタンクレスの違いを理解してもらって、次は実際にトイレを選ぶときのポイントについて説明します。
メーカーで選ぶ
トイレ大手メーカといえばTOTOとLIXILが有名ですが、トイレを選ぶ際にどのメーカにするのか悩みますよね。
各メーカの特徴について見てみましょう!
TOTO
- キレイ除菌水 水を電気分解して次亜塩素酸を含む水を作りウォシュレットのノズルや便器を除菌してくれます。
- セフィオンテクト 陶器を特殊なガラス層を焼き付けてナノレベルまでに細かく仕上げてて汚れが付きにくくして汚れが流れやすい構造になっています。
- フチなし形状 汚れがたまりやすい便器のふちの裏をなくし掃除がしやすくなっています。
- プレミストとトルネード洗浄 便器表面に水の膜を作って汚れをつきにくくし渦を巻くような水流で汚れやすいところをしっかり洗浄してくれます。
- トイレにおいを自動で脱臭 トイレの1日の使用時間を学習しよく使用する1時間前から作動し脱臭してれます。

TOTOは除菌水が1番の売りですね!
あと手洗いがLIXILより深くなっているので水が飛びちりにくくなっています。
流すレバーを手前に引くと大になっています。
LIXIL
- 100年クリーンのアクアセラミック 従来型の陶器では落とせなかった頑固な水垢や汚物もしっかりおとせる陶器で銀イオンで細菌の繁殖もふせいでくれます。
- 空間除菌 シャープ製のプラズマクラスターイオンが便器内を丸ごと除菌し消臭してくれます。
- 泡クッション 泡で飛沫を抑え尿はねの軽減します。
- お掃除リフトアップ 真上に便座が上がり便器と便座の隙間を奥まで掃除ができます。
- LIXILはノズルが2本 お尻用と女性用ビデ用に2本あります。(TOTOは1つ)
- サティスGタイプの色は従来のピュアホワイト・オフホワイトにプラスしてノーベルブラック・ノーブルトープ・ノーブルグレーの3色追加した5色から選ぶことができます。(TOTOは4色)
- サティスのG8グレードは座ると音楽が自動で流れるリラックスミュージックがついています。

LIXILの売りは100年クリーンのアクアセラミックと洗浄便座のノズルが2本になっているところです。
個人的な意見としてはお尻の洗浄の勢いはTOTOより強いのでTOTOが物足りない人にはお勧めです。
流すレバーを手前がに引くと小になっていてTOTOと逆になっています。
値段で選ぶ
メーカーの特徴の違いの次は各メーカーの値段が気になりますよね。
タンク付き商品とタンクレス商品の定価の違いについて見てみましょう!
TOTOタンク付き商品
まずはTOTO製のもので1番ポピュラーなタイプのピュアレストQRに1番お値打ちな温水洗浄便座のセット金額です。
- 便器CS232B 43300円
- タンク(手洗い付き)SH233BA 58700円
- 温水洗浄便座 TCF6623 82900円
合計184900円(定価)工事費別

みなさんがよく言うウォシュレットというのははTOTOの商品名です。
TOTOタンクレス商品
ネオレストAHタイプ
- CES9898※s系 412000円~(定価)工事費別
LIXILタンク付き商品
TOTOピュアレストQRの同等クラスのアメージュℤとお値打ちな温水洗浄便座のセット価格
- 便器YBC-Z30S 53800円
- タンクYDT-Z380 54200円
- 温水洗浄便座 82900円
合計190900円(定価)工事費別

LIXILはウォシュレットとは言わずシャワートイレが商品名です。
LIXILタンクレス商品
サティスGタイプ 327000円~ 定価 工事費別
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トイレの選び方のポイントとタンクレストイレのメリットデメリットついて説明させてもらいました。
実際知らなかった事も多かったんじゃないでしょうか?
取り替えの際の参考になればうれしいです。
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